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とくおか真紀 挑戦の日々

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なぜ、いま畑を耕すかということ

こどもの日の今日は、昨年から耕している畑を家族で耕した。
小さな耕運機で、ゆっくり。
亡くなった祖父が耕していた畑。

議員なのに、コロナの問題に取り組まずに畑を耕してる?

そんな声が聞こえてきそうですが、
私が今、畑を耕すことと、新型コロナウイルス対策、実はとてもつながっているとおもっています。

ご存じのように、食料自給率(カロリーベース)37%の日本。
私たちが毎日食べている多くの食料を、海外からの輸入に頼っています。そして、日本の農業の現場においても、後継者不足が深刻になり、海外からの労働者も雇用されています。
そうなんです、日本のこの現状から、新型コロナウイルス蔓延の影響で、何が起こる可能性があるか、想像してみてください。

そう、輸入ができなくなる、海外からの労働者が日本に入国できなくなる。。実際に日本で働く予定だった実習生などは、入国できていないとの報道もありました。(sankeiibizより https://www.sankeibiz.jp/macro/news/200320/mca2003200500003-n1.htm)

となると、日本の台所をどうやって賄う? 食べ物どうする?

そう、

自給する、つまり、育ててみる。

畑や田んぼがなくても、ベランダで、プランターで、ペットボトルを利用して。
種を蒔いて、苗を買って、少しでも自分が、家族が食べるものを育てる。
そうすることで、どうしても自分で育てることのできない人が買い求めることができ、作ることのできる人は自分で作ったものを食べる。
それだけでも少しは危機管理ができる、社会は変わる。

私が愛する本に、「ガンジー自立の思想」という本があります。
そこには、「衣・食・住」を自分の手で作っていくことで、誰からも支配されない社会を作ることができる。何かに大きく依存しているということは、それが揺らいだ時にどうしても大きな影響を受けることになる。そんなことが書いてあります。

というわけで、
私は今年も種を蒔きます。もちろん草刈りも思うようにできず、毎年うまくいくわけではないのだけれど、でも、ゼロではない。

私がおすすめする「新しい生活様式」(本当はまったく新しくはないけれど。。。)、

自分で育てる。
畑を耕し、種を蒔く。

タイでは国を挙げて食糧危機に備えて自給政策を取り始めている。まずは県の職員さんがプランターなどで植えてみる。そして、市長、そして市民へ。
『足るを知る経済』の実践。(日本農業新聞よりhttps://www.agrinews.co.jp/p50671.html?fbclid=IwAR1qsQFKaTddjDiY28tZsg7HoOSTLZTf3ruyc_3voawo8N3oQ7SJGLxQQuI)

種を蒔くなんて、現在の新型コロナウイルスの蔓延からとても遠いように思えるかもしれないけれど、これからの暮らし方、日本がどこに進んでいくのか、新型コロナウイルスをきっかけにしっかりと見据えていく必要があると考えています。

今年も野菜、和綿、いろいろ植えます。これまでもたねをつなぐ仲間たちという仲間で種の交換会や上映会など行ってきましたが、引き続き、種をつなぐ活動もやっていきます。

たねはいのち。すべてのいのちはたねから、だから。

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